持病があってもインプラントはできる？｜東京のインプラントならご相談ください。

インプラントはどなたでも受けられる治療ではなく、大きく分けて3つの条件を満たしている必要があります。
インプラント治療ができる条件と共に、「持病があってもインプラントは出来るのか」についてご説明致しましょう

口内に虫歯がある方は、インプラントの外科手術の際に口腔内感染を起こしやすく、顎の骨と人工歯根がうまく結合できないリスクがあります。そのため炎症を鎮め、虫歯を完治させてからインプラント治療を行わなくてはいけません。
まずは現在のお口の状態を歯科医に診断してもらい、治療計画の提案を受けられてはいかがでしょうか。
インプラントを行うと歯列矯正が難しくなります。歯並びに対する治療も望まれるのであればインプラントの前に歯列矯正を行うことになります。
現在のお口の中のお悩みや希望されることを歯科医に相談され、最適な治療方法を選ばれるのがよいと思います。

年齢
顎の骨に人工歯根を埋め込む治療であるため骨の成長過程である子供には治療できません。目安としては18歳以上の方が受けられる治療とお考え下さい。また、加齢により骨密度が低くなっている方はインプラントではなく入れ歯治療を勧められることもあります。
骨の状態
顎の骨に人工歯根を埋め込むにあたり良質な骨を必要とするため、骨の状態を丁寧に検査します。骨粗鬆症の治療をされていた方はその時期や服用していた薬の種類によって治療期間が長引くこともありますし、薬の種類によっては炎症を起こす、顎の骨が懐死してしまうなどの報告もあるため大変注意が必要です。
持病がある方　血液疾患や内科的疾患がある方はインプラント治療ができないケースがあり、具体的な疾患は以下のようになります。循環器疾患
糖尿病、心筋梗塞、狭心症、不整脈
呼吸器疾患
高血圧、腎臓病、肝臓病、喘息
血液疾患　貧血、血小板が少ない

インプラント治療では外科手術を行うため、傷ができ、出血も伴います。疾患をお持ちの方は免疫力や抵抗力が低下しているため傷の回復に時間がかかる傾向があり、基本的にインプラント治療は勧められません。
例えば、糖尿病を患われている方で血糖値のコントロールが難しい方は回復が遅くなりがちであること、歯周病のリスクが高いことからインプラント歯周炎を生じる可能性も高まります。
そして、重度の腎疾患により人工透析を受けている方は手術によって細菌が臓器に回る恐れがあり、骨も脆い方が多い傾向であるためインプラント治療はハイリスクであると考えるのが良いでしょう。
また、高血圧の方がインプラント治療を受けるリスクは、治療に対する不安や緊張による血圧の上昇です。抗菌薬や鎮痛剤を処方された場合、高血圧症の薬の効果が下がり腎臓に影響が出る恐れもあります。
このように、症状の重さや持病の治療時期、服用されている薬の種類によりインプラント治療が受けられるか、受けられないかが判断されます。
病気の治療を行っている主治医と歯科医師が連携し、少しでもリスクを抑えられることが出来れば持病があってもインプラント治療を受けられる可能性はあります。