インプラントは全身麻酔でも治療ができますか？｜東京のインプラントならご相談ください。

インプラント治療では外科手術を行う際に麻酔をします。インプラント体という人工歯根を顎の骨に埋め込む手術を行う際、歯茎の切開や骨の切削を行いますので麻酔が不可欠となります。
インプラント手術では一般的に「局所麻酔」が使用されています。虫歯の治療などにも用いられている注射による麻酔法で患部を局所的に除痛します。
局所麻酔は意識が明瞭ですので、手術中の様子が分かることから、不安や恐怖心を感じる方がいるかもしれません。

インプラントの外科手術は局所麻酔が用いられています。手術への不安や緊張、恐怖が強い方には静脈内鎮静法という鎮静作用のある点滴を併用することも可能であり、リラックスして手術を受けて頂くことが出来るでしょう。インプラントの埋入本数が多い場合にもお勧めです。
インプラントの外科手術は短時間で終わりますので3本を同時に行っても1時間もかからないのが一般的です。インプラント治療前のカウンセリングの際、不安な点を歯科医に伝えられることで患者様に最善な治療や麻酔法を検討、提案してくれます。

局所麻酔の効果
局所麻酔は、術部周辺を局所的に狙って麻酔薬を注射し、末梢神経を抑制することで無痛状態、反射喪失状態にします。インプラントの埋入本数が少ない場合には局所麻酔が使用されます。麻酔の効果は痛みを感じないだけでなく、高血圧の方の血圧の上昇を抑える効果や、嘔吐反射が強い方の予防にも適しています。
静脈内鎮静法を併用するケース
意識が明瞭な局所麻酔による手術への不安や緊張が強い方には鎮静作用のある点滴を併用する場合があります。入眠前のウトウトした感覚に近い状態で意識はあるものの、不安や緊張、恐怖心を緩和する効果が高く、リラックスしてインプラント手術を受けることが出来ます。とはいえ、全身麻酔とは違い医師の呼びかけにも反応できます。
インプラントの埋入本数が多い場合など、手術時間が長くかかる場合に効果的で治療時間が短く感じられるでしょう。

インプラント手術で全身麻酔が使用されるケース
インプラント手術は全身麻酔を用いて行うほどの治療ではないため、基本的には局所麻酔が使われます。
全身麻酔は大学病院や総合病院など大きな病院の手術室で麻酔科医の監視の下、行われるものです。そのため、一般的な歯科医院で実施するのは難しい方法です。どうしても手術に不安な方や、本数の多いインプラント埋入手術を行う場合、特殊な手術が必要な場合は、大学病院や総合病院で全身麻酔によりインプラント手術を行うことになります。
全身麻酔は、脳も含めて全身が眠った状態になるため覚醒に時間を要します。全身麻酔を使用する際は入院が必要となりますので医療費の負担もかかります。
インプラントは外科手術を伴うため麻酔が不可欠ですが、用いる麻酔法は患者様の負担が少なく、安全を第一に医師から提案されます。治療や麻酔に対する不安がある方はカウンセリング時に歯科医に相談されるのが良いと思います。